基板分割機には、ルーター分割方式、プレス分割方式、押し切り型分割方式、ダイシング分割方式の4つの分割方式の異なる製品があります。ここではそれぞれの分割方式の仕組みからメリット、デメリット、代表メーカーについてまとめて紹介しています。
基板分割用のルータービッドツールを高速回転させ基板を分割する方式ルーター分割方式です。またルーター分割方式は、制御部に記憶させた危難の機種により座標データを選択し多種類の基板に対応できる特徴があります。
ルーター方式で分割できる基板の厚みは、0.4㎜から1.6㎜程度であれば分割が可能です。
縦・横・斜め方向の分割にも対応できます。しかし一方では、分割する際の粉塵の多さや、分割部分にバリができる、実装部品の高さに限界があるなどのデメリットもあります。
プレス分割方式とは、基板の分割位置に合わせて分割用の刃を組み込んで基板を分割する方式です。プレス分割方式の特徴としては、1ショットで1枚の分割個所すべてを同時に分割できることで基板の大量生産に向いています。
またルーター分割方式と比べて、実装部品の高さが高くても分割ができます。そのほか磨耗した分割型は再研磨することで再利用ができるなどのメリットがあります。
しかし一方で分割用の型の製作費用が高額であることや、機械的ストレスが大きいなどのデメリットもあります。
押し切り型分割方式は、上下の回転する円形刃の隙間に基板を通し、極小の刃物隔のスキマにより分割する方式です。この押し切り型分割方式は、ルーター分割方式やプレス分割方式、ダイシング分割方式と異なり、生産量が少なくV溝基板分割対応用として用いられている方式です。
また押し切り型分割方式は、分割に発生する機械的ストレスがやや大きいというデメリットがあります。しかし一方で、他の分割方式と比べて手軽に使えることから採用している工場もあります。
ダイシング分割方式は、薄い砥石を高速回転させ基板を分割する方式です。ダイシング分割方式の特徴としては、分割装置に分割位置を記憶させおき、基板の種類ごとに座標データを選択することで精度の高い基板分割ができます。また分割の際に水を使用しないや、バリができないなどのメリットがあります。
そのほか分割用の刃物の種類も、刃物砥石やダイヤモンドディスク、メタルソー、レーザーなどを使うことができます。しかし一方では、ルーター分割方式、プレス分割方式、押し切り型分割方式と比べて機械代が高いというデメリットがあります。