通称テフロンで知られているフッ素基板は、不燃性に優れ特に誘電特性は最高クラスといわれています。そのため高周波特性を求められる基板回路として使われています。
テフロン基板は絶縁性に優れていますが、一方では、スルホールメッキに特殊な薬剤を使うなど、基板の使用領域が狭いというというデメリットもあります。
テフロン基板は、広い温度範囲で安定して動作する特徴があります。さらに低吸湿性にも優れています。
誘電率・誘電正接など高周波特性に優れているテフロン基板は、高周波用途で使われることが多く、衛生通信や無線機などの基板として使われています。
さらに高周波特性に優れているテフロン基板は、携帯電話やWi-Fi、テレビ、ラジオなど民生電子機器や、GPS測定機器や気象観測機器などのプリント基板としても使われています。
さらに近年では、5G用関連機器のプリント基板としても使われています。
テフロン基板は、他のプラスチック基板と比べて耐熱性に優れています。この特性を活かし自動車の車載用のプリント基板として多く採用されています。
耐寒性や、野外に強いという素材の特性を活かし、野外や寒冷地などで使用される気象観測機器などでも採用されています。そのほか、絶縁性、耐薬品性に優れているメリットがあります。
耐熱性・耐寒性・絶縁性・耐薬品性など、さまざまなメリットがあるテフロン基板ですが、一方で、価格が高い、衝撃に弱い、形成が難しいなどのデメリットも多くあります。
テフロン基板で使われているフッ素材は、多くの物質との密着力が非常に弱いため、基板を分割する際に大きなストレスをかけてしまうと、回路や部品がはがれてしまう可能性があります。
また基板も硬く割りにくいことから、V溝も深めに付けておく必要があります。
テフロン基板は、比較的扱いやすくルータ分割機やプレス分割機など、生産量と基板の形状に合わせて使用することができます。
ただ押切分割機はストレスが強いためあまり使用されることはありません。基板分割機を導入する際には、基板のメリット・デメリットも考慮した上で導入することが大切です。